ネットやテレビなどで時々耳にする縁起のいい日。
みなさんは日本にはたくさんの縁起のいい日があることをご存知ですか?
私は名前を耳にしたことはあっても詳しくは知らなかったので、今回は日本にあるたくさんの縁起のいい日の中でその日がどのような行動に適した開運日なのかや由来を調べてみました。
簡単にですがまとめていますので、ご参考になれば幸いです。
意外と知らない日本の吉日。
大明日(だいみょうにち)
大明日とは「天と地の道が開いて世界の隅々まで太陽が照らし、全ての物事がうまくいく日」という意味を持ちます。建築や引越し、結婚式、旅行など全ての行いに太陽の恵が受けられる縁起のいい日です。
大明日は万事において吉とされる日ではありますが、特に入籍や婚礼など人生の新しいスタートに良い日とされています。
向いている事:婚礼、建築、引越し、旅行
(※不成就日は打消しています)
1月 | 6日(土)、7日(日)、8日(月)、9日(火)、 |
2月 | |
3月 | 6日(水)、 |
4月 | 1日(月)、8日(月)、10日(水)、11日(木)、12日(金)、13日(土)、15日(月)、16日(火)、 |
5月 | 5日(日)、6日(月)、7日(火)、8日(水)、9日(木)、13日(月)、15日(水)、18日(土)、20日(月)、23日(木)、28日(火)、31日(金) |
6月 | 7日(金)、9日(日)、 |
7月 | |
8月 | |
9月 | 2日(月)、3日(火)、 |
10月 | 5日(土)、7日(月)、8日(火)、9日(水)、10日(木)、12日(土)、13日(日)、14日(月)、 |
11月 | 1日(金)、2日(土)、3日(日)、 |
12月 | 4日(水)、6日(金)、7日(土)、8日(日)、9日(月)、11日(水)、12日(木)、13日(金)、18日(水)、20日(金)、 |
天恩日(てんおんにち・てんおんび)
「天の恩恵を受ける日」とされる天恩日は婚礼や慶事を行うと良いとされる日。
そのため万事に対し縁起が良いといわれる吉日です。
お祝い事においてはとても良い日ですが怪我や病気など凶事に用いてはならない日とされています。
また、天恩日は5日間連続で続くことが特徴で他の吉日と重複しやすい吉日です。
天恩日の中でも他の吉日と重なる日は特に慶事の日取りとして最適といえます。
向いていること:慶事全般、引越し、買い物
(※不成就日は打消しています)
月 | 日 |
1月 | 1日(月)、 |
2月 | 15日(木)、16日(金)、17日(土)、18日(日)、19日(月) |
3月 | 1日(金)、2日(土)、3日(日)、4日(月)、5日(火)、16日(土)、17日(日)、18日(月)、 |
4月 | 15日(月)、16日(火)、 |
5月 | 1日(水)、2日(木)、 |
6月 | 14日(金)、15日(土)、16日(日)、17日(月)、 |
7月 | 1日(月)、2日(火)、3日(水)、14日(日)、15日(月)、16日(火)、17日(水)、18日(木) |
8月 | 13日(火)、 |
9月 | 1日(日)、 |
10月 | 12日(土)、13日(日)、14日(月)、15日(火)、16日(水)、 |
11月 | 11日(月)、 |
12月 | 11日(月)、12日(火)、 |
月徳日(つきとくび、がっとくにち)
月徳とはその月の徳神のことを指し、神様がいる日を月徳日と呼びます。
万事に対し吉日とされ、特に建築や家のリフォームなどの土に関わる行いに吉とされています。
向いていること:引越し、リフォーム、新築の基礎工事
(※不成就日は打消しています)
月 | 日 |
1月 | 7日(日)、17日(水)、27日(土) |
2月 | |
3月 | 3日(日)、 |
4月 | 8日(月)、18日(木)、28日(日) |
5月 | 6日(月)、16日(木)、26日(日) |
6月 | 11日(火)、21日(金) |
7月 | 1日(月)、9日(火)、 |
8月 | 16日(金)、26日(月) |
9月 | 5日(木)、13日(金)、23日(月) |
10月 | |
11月 | 16日(土)、26日(火) |
12月 | 6日(金)、14日(土)、24日(火) |
鬼宿日(きしゅくにち)
鬼宿日とは鬼が外を出歩かない故に新しい物事を始めると開運の道が開かれる日を意味します。
やること全てが鬼に邪魔されない日ですので、やりたいことを思いっきりやってみるのがいい日です。
唯一鬼宿日にはしてはいけないこととしては入籍です。鬼と鉢合わせることになるということから婚礼には不向きとされています。
向いていること:転居、宝くじの購入、財布の新調、神社の参拝
(※不成就日は打消しています)
月 | 日 |
1月 | 5日(金) |
2月 | 2日(金) |
3月 | 1日(金)、29日(金) |
4月 | 26日(金) |
5月 | 24日(金) |
6月 | 21日(金) |
7月 | |
8月 | 16日(金) |
9月 | 13日(金) |
10月 | |
11月 | 8日(金) |
12月 | 6日(金) |
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
一粒万倍日とは一粒から一本の稲ができ、その稲から万倍もの数のお米が取れることから由来しており、最初は僅かで些細な行動が万倍になって帰ってくるとても縁起のいい日です。
幅広く何かを始めるのに最適な日といえます。
向いていること:開業、財布の新調、投資、結婚
(※不成就日は打消しています)
1月 | 1日(月祝)・13日(土)・ |
2月 | 7日(水)・ |
3月 | 2日(土)・10日(日)・15日(金)・22日(金)・ |
4月 | 3日(水)・6日(土)・ |
5月 | |
6月 | |
7月 | |
8月 | 1日(木)・11日(日祝)・16日(金)・23日(金)・28日(水) |
9月 | |
10月 | 6日(日)・9日(水)・12日(土)・21日(月)・24日(木) |
11月 | 2日(土)・5日(火)・17日(日)・18日(月)・29日(金)・30日(土) |
12月 |
天赦日(てんしゃび・てんしゃにち)
天赦日とは「天が万物の罪を赦す日」とされており、何事も許されるがゆえに物事が迅速に進む日とされます。
故に新しいことを始めるのに向いており、特に財布の新調や宝くじの購入に良い日といわれています。
向いていること:財布の新調、宝くじの購入、休息、結婚、移転、開業
(※不成就日は打消しています)
1月 | 1日(月祝) |
3月 | 15日(金) |
5月 | 30日(木) |
7月 | 29日(月) |
8月 | 12日(月祝) |
10月 | |
12月 | 26日(木) |
巳の日(みのひ)
巳の日の巳とはヘビを指し、七福神のひとりである弁財天の使いであるとされています。
芸術の神である弁財天の遣いの神の日とされる巳の日は、運気の上昇や金運が上昇する日と言われています。
更に60日に一度しか来ない己巳の日(つちのとみのひ)といわれる吉日は、巳の日の中でも特に縁起の良い日とされています。
向いていること:神社の参拝、芸術鑑賞、財布の新調
(※不成就日は打消しています)
巳の日 | 己巳の日 | |
1月 | 18日(木)・30日(火) | 6日(土) |
2月 | 11日(日)・23日(金祝) | |
3月 | 18日(月)・30日(土) | 6日(水) |
4月 | 11日(木)・23日(火) | |
5月 | 17日(金)・29日(水) | 5(日祝) |
6月 | ||
7月 | 16日(火)・28日(日) | |
8月 | 9日(金)・21日(水) | |
9月 | 14日(土)・26日(木) | 2日(月) |
10月 | 8日(火)・20日(日) | |
11月 | 13日(水)・25日(月) | 1日(金) |
12月 | 7日(土)・19日(木) | 31日(火) |
寅の日(とらのひ)
寅の日とは、毘沙門天の遣いである虎が「寅の年の寅の月の寅の日の寅の刻」に現れたというお話から由来しています。
虎は千里を行って千里を帰るといわれており、「旅立ち」や「お金」に関して吉日とされています。
向いていること:旅行・宝くじの購入・財布の新調
(※不成就日は打消しています)
1月 | 3日(水)・15日(月)・27日(土) |
2月 | 8日(木)・ |
3月 | 3日(日)・15日(金)・ |
4月 | 8日(月)・20日(土) |
5月 | 2日(木)・14日(火)・26日(日) |
6月 | 7日(金)・19日(水) |
7月 | 1(月)・13日(土)・25日(木) |
8月 | |
9月 | 11日(水)・23日(月休) |
10月 | 5日(土)・17日(木)・29日(火) |
11月 | 10日(日)・22日(金) |
12月 | 4日(水)・16日(月)・28日(土) |
縁起のいい日とお財布の関係。縁起のいい日を意識するのはお財布を買う日?それとも使い始める日?
続いてお財布と吉日との関係を少し探ってみたいと思います。
お財布を購入する時、そして使い始める時はできるだけ縁起のいい日にしたいですよね。
けれど、購入日と使い始める日ならどっちの方が大事なんだろう?と疑問を持つ方も多いはず。
今回調べてみたところ、多くのサイトでも「どちらも大切」と書かれていて判断が難しいですね。
そこで、「お財布の購入に良い吉日」と「使い始めに良い吉日」で開運日ををまとめてみましたので一読いただければ幸いです。
また不成就日なにをやってもうまくいかない日と考えられていることから、たとえ吉日であってもお財布の新調、購入は避けるようにしましょう。
お財布の購入におすすめ!吉日一覧
- 巳の日(みのひ)
先でご紹介したように、弁財天が金運にご利益のある神様であることから財運アップの日といわれています。
お金にまつわる願い事に選ばれる吉日ですので、新しいお財布を購入し貯金を増やしたい方におすすめです。
- 己巳の日(つちのとみのひ)
巳の日が重なる日を己巳の日と呼び、巳の日よりもさらにご利益が期待できる日です。
- 大安(たいあん)
日本人に馴染みのある大安。「大いに安し」という意味で物事が安易に運ぶことから「財布を新しく買う日」としておすすめです。
また、幅広く縁起の良い日なので使い始めとしても吉。
お財布の使い始めにおすすめ!吉日一覧
- 寅の日(とらのひ)
寅の模様が中国では金運の象徴とされることや、寅は千里もの道を行き来できることから「出したお金がすぐにかえってくる」金運招来日として使い始めにおすすめの日です。
- 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
幅広く何かを始めるのに最適な吉日であることからお財布の使い始めにも吉。
番外編 金運がアップする季節。春財布、秋財布とは?
春財布、秋財布という言葉を聞いたことはありますか?
1年の中で春と秋はお金との縁をつくりやすいといわれていますので、その時期にお財布を使い始めると吉とされています。
- 春財布
「張る財布」とかけて、春にお財布を新調するとお財布が張るほどお金が入るとされています。
時期:2月4日の立春から3月4日頃までの旧暦の春
- 秋財布
秋の実りにかけて秋は豊かさを感じることから、この時期に新調したお財布はお金が実ると言われています。
時期:9月23日の秋分の日から11月24日頃まで
最後に
いかがでしたでしょうか?
日本にはたくさんの縁起のいい日が様々な由来を持って存在していて面白いですね。
ちなみに2024年に最も縁起が良いとされる7月29日(月)。この日は天赦日と一粒万倍日と大安が重なる開運日ですので、今からスケジュール帳にチェックをいれて予定をたててみるのもよいかもしれません。
それでは今日はこの辺で。ありがとうございました。