【革のきほん】雨の日予防、水から革を守る。

こんにちは。制作の山崎です。

今日は台風が近づいているということで一日大雨が続いています。

そうです。革の天敵は「水」です。

そこで今日は、そんな雨の日から大事な革製品を守るための対策を、実際濡れてしまった場合の比較を合わせてご紹介します。

1.革が水に濡れてしまったら

革の水シミ

濡れた部分が変色して、シミになったり、水分を含んで変形したりしてしまいます。

お気に入りのものがこんな風になってしまったらすごくショックですよね。

(経験がある方もいるかもしれませんが、実際昔使っていた革のコインケースをポケットに入れたまま洗濯してしまって、取り返しがつかなくなったこともありました…)

水の中に落としてしまったらケアではどうすることもできませんが、普段の雨の対策は是非行って下さい。

2.事前のケアで雨対策

革製品の防水スプレー

予防に最も効果的なのは「防水スプレー」です。

ハレルヤで使用しているのはCollonil「1909シュプリームプロテクトスプレー」で、保革成分としてシーダーウッドオイルを配合した防水スプレー。通気性を損なわずに防水効果を与えることができて、シーダーウッドオイルで革に栄養補給もしてくれる優れものです。

防水スプレーをかける時は、ホコリなどを綺麗に拭いておき、20cm〜30cm程度離して全体にふりかけます。
すぐに手で触ると跡がつく恐れがあるので、30分程自然乾燥させ、もう一度同じように防水スプレーをふりかけて下さい。
そうすることで防水効果が高まります。

3.防水スプレーの効果

防水効果の比較

左が防水スプレーをふったもの。右がふっていないものです。
効果は一目瞭然です。防水していれば軽い水滴ぐらいなら弾いてくれます。そうでないとすぐに染み込んで斑点のようなシミが出来ているのが分かります。

革は濡らさないことが一番ですが、もし濡れてしまったらゴシゴシ拭いたり、ドライヤーなど熱を当てての乾燥は絶対に避けて下さい。
より染み込んでしまったり、熱で縮んで変形してしまいます。

防水スプレーを使ったケア方法

必ず柔らかい布で水分を吸収させるように、軽く叩くように拭いて下さい。
防水していればシミにもなりにくく、後のケアも楽です。

最後に

今回ご紹介した対策はあくまでもしもの時のためなので、普段のケアを注意をして行っていただくことをおすすめします。

大事に使ってあげることで革も綺麗に歳を取っていきます。

普段のケアについては別の記事でも詳しく紹介しています。
→「革製品を綺麗に長く使うためのクリームを使ったお手入れ方法」

革のお悩みやケアについて、また更新していくので是非ご覧ください。

それでは今日はこの辺で。ありがとうございました。

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