ハレルヤのレザーを手に取られるお客様へ。

私たちがお届けする製品とは。








革製品というのは小物に限らず身近に生活の中にあるものですが、
ひとくくりに「革」と言ってもその種類は様々で用途も違います。

ここではハレルヤのアイテムから見る「革」の基礎知識をご紹介します。

 

2.そもそも「皮」と「革」の違いとは?

「皮」というのはもちろん動物の皮のことです。しかしそれがそのまま製品になるという訳ではなく、
硬化したり腐敗したりを防ぐために「鞣し」という加工を施します。

「鞣し」にも種類があり、
・(ベジタブル)タンニン鞣し(植物由来成分のタンニンを使用)
・クロム鞣し(クロム化合物という化学薬品を使用)
・コンビネーション鞣し(上記2種類を用途の合わせて混合したもの)
が主流の加工方法です。


「鞣し」加工が施された「皮」が「革」となり、仕上げを経て製品になります。


 

3.「革」の種類

さて、本題の革の種類ですが、聞いたことはあっても実はその特徴や素材感がピンとくる方は意外と少ないかもしれません。


- 牛革(カウレザー)

最も利用されている革素材で、古くから最も革製品に利用されている革素材の代表格です。
仕上がりが美しく丈夫であり、流通量も多い。さらに月齢や性別などによって名称・性質の違いがあります。



- 馬革(ホースレザー)

繊維構造が粗く全体的に薄くもあるため、牛革に比べて強度は落ちますが、
その分柔軟性に富んでいて、柔らかい上品な質感が特徴です。



- 山羊革(ゴートスキン)

独特の表面の細かなシボが見られる山羊の革。おとなの山羊革をゴートスキン、仔山羊のものをキッドスキンと呼び、
ゴートスキンの革は薄いが強度に優れ緻密な繊維を持ちます。柔らかいが丈夫で型くずれしにくい点も特徴です。



- うなぎ革(イールスキン)

滑らかで、その軽さが特徴。牛革以上の強度を持ち、ツヤっとした質感。
発色がよく様々なカラーに染めることができるのでファッションアイテムに用いられることも多い革です。




まだまだ種類は多く、あとは仕上げの方法によってもとても細かく区別があるので、全てを把握するのは難しいかもしれません。
ですが、紹介した種類、鞣し、基礎知識があればまた革製品を選ぶポイントにも役立てていただけるかと思います。

せっかく「革」を選ぶなら素材の成り立ちや特徴を知っていても楽しみが増えますね。
是非お気に入りの革を見つけて、その成長を感じてください。








 

ハレルヤのこだわり。お客様に届くまで。
 


品質の良い革製品を身近にお使いいただけるように、日々商品の開発や素材選びに力を入れています。
無駄な装飾の無い素材感を大事にした製品は、長く愛用することでも魅力が増していきます。

そんなこだわりの商品がお客様に届くまで。


1.デザイン



企画商品開発部で新商品の開発、デザインの選定が行われています。
企画を通るデザインは全体の数パーセント。日々試行錯誤がなされています。


2.生地



商品の生産は生地の買い付けから始まります。プロの目で厳選した素材を職人の技を駆使し仕上げます。
何百種類ある生地の中から、各商品にあった生地を見極めデザインしていきます。


3.サンプル



仕上がったサンプルを元に、デザイン性はもちろん生地の風合いや、実際の使用感を確かめます。
ここで生産に至らないものもあれば、何度もサンプルを作り直し、生産へ移るものもあります。


4.生産



製品として認められたものが本生産へと移ります。



1.原皮の水洗い
まずは原皮を仕入れるところから始まります。
仕入れた原皮は腐敗防止のため、塩漬けになっており、大きいドラムを使用して、水洗いを行います。
その後、繊維をほぐしたり、毛抜きを良くするため石灰漬けにして、脱毛処理を行います。
その後は、石灰を取り除き、次の工程「なめし」を待つこととなります。

2.なめし
なめしとは、皮から革へと変化を遂げる大切な工程です。
一般的に「革」と呼ばれるものは、なめし工程が行われた後の状態を指し、
「皮」というのは、なめし工程が行われている原皮の状態を指します。
なめしを行うことにより、腐敗などの劣化を抑え、財布などの普段使いにも使用できるよう、
強度としなやかさに優れた素材となるのです。
なめし方は大きく分けて「タンニンなめし」と「クロムなめし」があります。
この2つの製法の違いが、後の革としての表情を大きく変えることとなります。

3.染色
製品に合わせて染色していきます。
革の状態や染料で発色が違うので、職人の経験がとても大事な工程です。

4.乾燥
染色により、色のついた革を乾燥させていきます。
革の表面仕上げの方法により、様々な乾燥方法がとられます。

5.加工、仕上げ
革を十分に乾かした後は、仕上げに入ります。
革の種類によって色々な工程、仕上げ方法があり、デザインや出したい風合いによっても様々です。


5.品質チェック



仕上がった製品を一点一点、人の手と目を使ってチェックしていきます。
縫製や金具、革の傷など細かく見ていきます。


6.お届け





ご注文頂いた商品を発送前に再度検品し、一点一点スタッフが梱包し、お送りしています。









大切な革製品を末永くお使い頂く為に
 

1. はじめに




革の手入れは、品物や素材の種類、ご使用状況やその頻度等により対処法が異なります。
例えば、当店の製品にも多く使用している染料仕上げの革は、
手入れ剤の選択を誤るとシミになってしまうことがあるため十分な注意が必要です。

また、革靴に用いられるツヤ出し手法や、ライダース用品等のオイリング手法を そのまま鞄や小物に転用するべきではありません。
理由は、過剰な手入れになりやすく、革に必要な通気性を損なったり、 着色クリームなどは衣服への色移りの恐れもあるためです。
オイリングは革の柔軟性や耐水性をあげる場合にのみ行ってください。

基本的に、自然な仕上げの革ほど自然につきあってゆくことが最良の方法と感じます。
以下、皆様方のレザーケアの手助けとなれば幸いです。
※以下の方法を実践される場合は、念のため自己責任の元でお願いいたします。


2. お手入れの基本




とにかく基本はこまめなブラッシングと乾拭きです。 目では確認しづらいですが革には無数の毛穴があります。
そこに塵や埃・汚れなどをため込めないように心がけましょう。

表面加工のされていない革であればブラッシングしたのち、 時々湿らせて固くしぼったきれいな布で
全体を均一に拭いてもよろしいかと思います。
この時、水分により一時的に革の変色がおこりますが、ほとんどの場合乾けば元にもどります。
ただし、染料仕上げの革は色が若干濃くなることもありますので 拭き作業を均等に行うことがポイントとなります。
なお、このあとに保革剤を塗布する場合は完全に乾いてから行ってください。


3. 革の汚れ、傷について




「顔料仕上げの革は付着汚れ」「染料仕上げの革はシミ汚れ」といったように、
革の汚れは種類によって、気になるポイントが大別されるのではないかと思います。
付着汚れに対しては消しゴムなどで擦り取る方法があげられますが、
この方法は部分的に汚れが取れることによるムラができ、
逆に革の表面を傷めてしまう場合もありますので、十分な注意が必要です。

ヌメ革や染料仕上げの革についたシミ汚れは、レザーソープを使って洗うことで、きれいになることがあります。
リペア業者などでは「革の染め直し」=「顔料による塗り直し」であることが少なくですが、
ヌメ革や染料仕上げの革は、その方法よりもレザーソープで水洗いした方が良い場合が多いです。


革の傷についても、上記の汚れ同様に顔料仕上げか染料仕上げかなど、 革の種類よって付き方の印象が異なります。
油分を含んだタンニン革などは、傷がついても布で擦ることにより目立たなくなる場合があります。
また、長い時間の経過とともに革の表面が変化し、徐々に馴染んで行く場合もあります。

顔料仕上げの革の場合は、比較的傷はつきにくいものの、 色剥げなどでみすぼらしい印象になりがちです。
こうなるとタンニン革のような素材特性が少ないため、 目立たなくするためには着色するしか方法がありません。
どちらにせよ、革の表面(吟面)が削れてしまった場合は、本質的な回復の余地はなく、
擬似的なカモフラージュ以外の方法はありません。

革の種類を問わず、切目仕立ての製品であれば、 コバの再仕上げにより全体的な印象をアップさせることが可能です。
とにかく、傷が気になってしまう方はスムースな素材はできるだけ避け、
シボや型押しの入った素材を使った製品を選択されることをおすすめいたします。


4. 保革剤の必要性




革の風合いは、微妙な水分と油分のバランスにより保たれています。
革のメンテナンスというと、とかくミンクオイルに代表される油分補給がとりざたされますが、
主に鞄や革小物にとってこのような方法はあまり適切ではありません。
程よい油分を与えるためには、きれいな手で触ってあげるだけでも十分です。

表面が乾いていると感じた場合など、 定期的なメンテナンスにはデリケートクリームによる保湿をおすすめいたします。
防水剤や撥水剤等のご使用は実用性の向上には役立ちますが、結果的に革の風合いを損なう恐れがあります。
先述のミンクオイルに関しても、実質的には代替成分が用いられていることがほとんどのようです。
表面保護の際は、植物由来のワックスの方が無難かと思われます。


5. 革が濡れてしまったら




革が濡れてしまった時は、乾いたタオルなどで押し拭くように水分を取り、形を整えて風通しのよい所で陰干ししてください。
濡れた革を強く絞ったり、ドライヤーなどの急な熱で乾かしますと、
硬化や変質・変形等の原因となりますので絶対に行わないようにしてください。

また、革に必要な水分が乾燥と同時に抜けていってしまいます。
完全に乾いていることをご確認の上、適宜、栄養補給を行ってください。
その際、一晩は浸透時間をおき、その後十分に乾拭きを行ってください。


6. 最後に

大切に保管し過ぎることが、硬化や雑菌の繁殖につながる場合もございます。
また、紫外線は変色や退色の原因になるため直射日光下に放置することは避けてください。
何はともあれ、愛着をもってご使用いただくことが最善のお手入れ法ではないかと思います。
革の栄養補給等よりも無理な使用で型くずれさせないことが製品の状態を保つためには重要です。








革ならではの、愉しみ。経年変化。
 





革を語るうえで忘れてはならないのは、経年変化。
ナイロンやキャンバスでは見せない表情を見せてくれます。
日光での変化や手の油、ちょっとした汚れが革に馴染み、日に日に味わいのある飴色へとエイジングを遂げます。

「歳を重ねることは悪いことばかりじゃない」

そう革が教えてくれているような気がしてきます。






本革ならではの味が、こんなに深くなっていくんです。
財布の革は最初はすごく傷つきやすく、キズが目立つのですが使うにつれキズが消えていきます。

マットな質感からツルンとした質感へ変わります。
なんだか、キズがなくなっていく過程が自分との成長を共にしている気持ちになり、愛着も湧いていきます。







もちろんバッグや小物も立派にエイジングをしていきます。
持つ人の手の形を革が覚えていき肌馴染みがとても良くなった頃、それはまさに「あなただけのもの」になっています。

革を上手に持つにはもちろん使い方やお手入れも大事ですが、それ以上の楽しみを革が教えてくれるようです。








それではハレルヤのレザーグッズをお楽しみ下さい。




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