こんにちは。ハレルヤスタッフです。
12月に入り、気分はもうクリスマスですね。
突然ですが、皆さんはお使いのレザーバッグの
持ち手が気になる事はありませんか?
長年使用するとどうしても劣化してしまいますが、
できれば最小限に抑えたいですよね。
年末年始は自分へのご褒美やプレゼントで
革バッグを買う方も多いかと思います。
今回は、バッグを長く愛用できるように原因と予防策をご説明します!
考えられる原因
使い方によって劣化の仕方は様々です。
考えられる大きな原因を、1つ1つ説明していきます。
原因① 日光による劣化
レザーは人間の肌と一緒で、日差しに弱いです。
日光に当てたまま放置すると革が乾燥し、
ひび割れを起こしやすくなります。
ですが、革によって、
「日焼けの影響を受けやすい革」と「あまり影響を受けない革」があるので、
あらかじめバッグの生地について確認しておきましょう。
原因② 手汗による劣化
革はとても水に弱いです。
購入したばかりの革は、革の内部にしっかりと油分を蓄えているので
革特有の柔らかな手触りになっていますが、
手汗が滲んだり水で洗うと徐々に内部の油分も抜け、
乾燥するとガビガビになります。
通勤用やキャンプ用でレザーバッグを使用したい場合は、
撥水加工が施されているものをおすすめします。
原因③ 摩擦による劣化
持ち手部分に摩擦が起きると、
表面のコーティングが剥がれ、革が毛羽立ち
ヒビ割れたり千切れてしまいます。
劣化防止として、女性の方は持ち手部分に
スカーフを巻いている方が多いです。
実際に検証してみた
今回の検証で使用するのは、
ヌメ革と言われる「タンニン鞣し」が行われたベージュ色の革で、
バッグの持ち手を再現してみました。
タンニンとは植物性オイルのことで、
空気や紫外線に触れると濃い色へ変化する特徴を持っており、
有名ハイブランドバッグにもよく使用されています。
この革を水に濡らし、摩擦を加え、
数日間 日光に当ててみた結果がこちらです。
水分による革の硬化で曲げるとシワが残り、
乾燥により断面が毛羽立ち、
革同士を貼り合わせていた部分が剥がれています。
日差しにより色も若干濃いベージュに変色していますね。
このまま使用し続けるとヒビ割れしそうです。
次は、こういった劣化を防ぐ為の対策をご紹介していきます。
劣化を防ぐ為の事前対策
劣化してからの修復はかなり大変です。
劣化を防ぐ為には、
予め事前に対策しておくことをおすすめします。
今回はハレルヤのレザーケアグッズを使い、
劣化対策をしていきます!
【用意するもの】
・レザー用ブラシ
・レザークロス
・レザークリーム
手順① ブラッシング
まずはブラッシングから。
柔らかい毛のブラシで表面のほこりや汚れなどをサッと落とします。
綺麗に落としきれていないと、
クロスで磨くときに傷がついてしまうので要注意です。
手順② 柔らかいクロスで乾拭き
ブラッシングをした後、天然素材の柔らかい布で乾拭きをし、
革製品全体を綺麗にします。
手順③ 適量のクリームを塗る
乾いた布に直径1cm程の量のクリームを取り、
革製品にクリームをまんべんなく塗っていきます。
クリームは、革に栄養を与えて、潤いや艶をだしてくれます。
くるくる円を描くように塗っていくといいでしょう。
(クリームを塗る前に革製品の目立たない部分で試し塗りをする事をおすすめします。)
手順④ 再びブラッシングとクロス拭き
少し時間を置いた後、革製品の縫い目に入りこんだ
余分なクリームやホコリを落とすため、再びブラッシングをします。
最後の余分なクリームやホコリをクロスで乾拭きをして完了です。
仕上げに防水スプレーをかけると、より長持ちします。
使用していくにつれてクリームの油分が無くなってしまうので、
数ヶ月に一回、定期的にメンテナンスを行って下さい。
エイジングについて
鞣したヌメ革は使うたびに手に馴染み、
深みのある経年変化(エイジング)が楽しめます。
その反面、エイジングのやり方を間違えてしまうと劣化しやすくなってしまうので、管理には注意が必要です。
こちらの長財布は同じヌメ革を使用したものです。
右が新品のお財布で、
左が4ヶ月使用したお財布です。
正しい手順でエイジングを行うと、ツヤが出て綺麗な小麦色へと変化します。
もし使用していくにつれて汚れが目立ってきた場合、
馬具をクリーニングする為の”サドルソープ ”や、
水を使用せずに洗うことができる”自転車用クリーナー”を使うと良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
お気に入りの革製品を少しでも長く大切に使う為に、
ケアとメンテナンスは欠かせません。
レザーグッズをお持ちの方、
これから購入を検討されている方は是非試してみて下さい!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう。それでは👋