【デニム製品を使う前にする事】〜デニムの色移り予防〜

こんにちは!

たまさとです☺️

今回は、前回の記事で作り方を紹介させていただいた岡山デニムのサコッシュを、セルフで色落ちさせてみました!

岡山デニムの成り立ち、なぜデニムは色移りするのか、色移りを少しでも防ぐために最初にすべきこと。

色々ご紹介させていただきます!

楽しんで頂けると幸いです😊

岡山デニムとは

岡山デニム

まず、「岡山デニム」とはどういうものなのか。

岡山デニムとは、岡山県の井原地区(井原市周辺)と児島地区(倉敷市)の二つの地域から生産されるデニムの総称です。
それぞれを個別に井原デニム・児島デニムと呼ぶこともあります。

天然藍を使った藍染めデニム。
「芯白」と呼ばれる、糸を染める際にわざと中側を染めずに白く残す技術は、国内外から高く評価されています。そして、紡績(繊維を糸の状態にすること)、染め、織り、加工等、デニムを作るために必要なほぼ全ての工程をその地域だけで請け負い、作られています。

まさにMade in Japanにこだわった、職人の高い技術と品質管理で創り出されているのが、「岡山デニム」なのです。

藍染め

藍染め

「藍染め」とは、植物の「藍」に含まれる「インディゴ」という成分を使って染めるのに対し、よく耳にする「インディゴ染め」は、化学薬品を使った染料で染める製法のことを言います。

「藍染め」は、天然の植物を使うため安定した染めが難しく、職人の高い技術が必要です。

それでも、安定した染めと品質を保っているのが、岡山デニムが評価されている由縁です。

藍染めのデニムはインディゴ染めのデニムより色落ちしにくいのですが、やはり薄い色のものや湿ったものと擦れた時など、その部分がほんのり青くなってしまうことはよくあります。

Hallelujahのデニム商品は全て岡山デニムを使用しているので、気に入ってお使いいただくときには、その悩みは付きものです。

そこで、デニム商品をご使用になる前に、少しでも色移りを防ぐために、おうちで簡単に出来る色抜き、色移り防止方法をご紹介させていただきます!😊

色落ち具合

まず色抜きする前に、何もしていない新品の状態で、どれだけ色移りするか実験してみました。

デニム色落ち
まず乾いた布で30回擦ってみました!
少し色が移っていますね🧐
デニム色落ち2
次は湿らせた布で同じように30回擦ってみました。
めちゃくちゃ青くなってしまいました!!

このように、乾いた状態の布でもほんのり青くなり、湿らせた布で擦ると真っ青になってしまいました。

この色移りを少しでも防ぐために、「色抜き」をします。

色抜き

主に、藍染めやインディゴ染めのジーンズを履き始める前に、先にある程度色を抜くことにより、他の衣服やスニーカーへの色移りを防ぐためにする工程です。

それでは始めていきましょう!

準備

色抜き
用意するものはこちらです。
お家にあるものやすぐ手に入るものばかりです!
防水スプレー
後で水に浸けて色が抜けてきた時に、革タグが青くならないように防水スプレーで予防しておきます。
コロンブス AMEDAS 防水スプレー
created by Rinker
columbus(コロンブス)

塩水に浸ける

色抜きをする前に、まず塩水に浸け置きします。お塩?と思われるかもしれませんが、お塩にはデニム生地に使われている染料を繊維の中に閉じ込め、定着させるという特徴があるそうです。

塩水
1ℓの水に対して、お塩を大さじ一杯入れます。
浸けたまま、1時間置きます。

1時間経ったら水を抜きます。ちなみに、1時間以上浸けたままにすると、金属のホックとベルトループがお塩で傷んでしまうので、時間を守るようにしましょう。

酢水に浸ける

塩水に浸けた後、お酢を混ぜたお水に浸けます。後の工程で使う洗濯用洗剤はアルカリ性なのですが、アルカリ性はデニム生地に含まれる油分を汚れと一緒に落としてしまいます。油分が無くなったデニム生地は色が抜けやすくなってしまうので、アルカリ性を中和する酸性のお酢を使います。

酢水
こちらも、1ℓの水に対して大さじ一杯です。
また1時間浸け置きします。

1時間後、水を抜きます。

糊を落とす

次は、デニム生地に張りを持たせるために染み込ませてある糊を落とします。ぬるま湯に洗濯用洗剤を混ぜて、さらに1時間ほど浸け置きします。

糊落とし
洗濯用洗剤の量は目分量です。
そんなに多く入れる必要は無いです。

30分後….

糊落とし2
糊が浮き出てきたのか、白濁としてきました😳

1時間後….

糊落とし3
先程よりももっと糊らしきものが浮き出ています。

では、1時間経ったので洗い流します。

 

揉み洗い

一旦汚いお湯を抜いて、デニムに染み込んだ洗剤と浮いた糊を洗い流します。

揉み洗い
お湯を溜める、揉み洗いする、お湯を抜く
この作業を3回ほど繰り返します。
揉み洗い2
揉み洗い後のお湯です。
回数を重ねると抜ける色が薄くなったように思います🧐

乾燥させる

洗い終わったら、乾かします。

デニム乾燥
生憎この日は悪天候だったので、部屋干しです🥺
こんな感じで干して暖房に当てていたら、割と短時間で乾きました!
デニム仕上がり
乾燥後がこんな感じです。
元々しっかりした生地なので大きな型崩れもなく、糊を落としたあとでも張り感のある手触りです☺️
かなりもみもみしたのですが、刻印も少し薄くなっただけで済んで良かったです。

色抜き後

それでは色抜きをしたあとの、色移り具合を確かめてみましょう🧐

色抜き後
最初と同じように、乾いた布で30回擦ってみました。
なんと!白い布なのにほとんど青くなりませんでした☺️
色抜きの効果が出たのではないでしょうか!!

ちなみに、湿らせた布でも擦ってみた結果、最初に比べて少し薄くなったものの、だいぶ青い色が着いてしまったので、やはり湿ったものと擦れてしまうと、色移りは免れないのだと思います。

最後に、

今回実験した結果、色抜きをすればある程度の色移りは防げることがわかりました!

その他にも色々調べてみると、ご使用になる前に、防水スプレーをふってから着用すると水気も弾いてくれるので、少量の雨や夏場で汗ばんだ衣服にも耐性がつくと思います。

防水スプレーにも「お出かけ前にその都度使うもの」と「晴れた日にあらかじめスプレーして乾かしておくもの」があるので、使用頻度に合ったスプレーをお選びください😊

色移りが軽減されたと言っても、絶対にしない訳では無いので、もしも白や生成の衣類とご一緒に着用される場合は、特にお気を付け下さいますようお願い致します。

最後までお読み頂きありがとうございました😌

では、また🥰

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