なぜ栃木レザーの革小物を使うこと・作ることは、SDGsの取り組みになるのか?

SDGsに対するサステナブルな取り組みとは

「サステナビリティ」「サステナブル」「SDGs」という言葉を耳にすることが多くなりましたが、ご存知でしょうか?

サステナブル、サステナビリティとは

まず、サステナブル(Sustainable)、サステナビリティ(Sustainability)とは、「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」を意味します。

SGDsとは

さらに、SDGsはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略で、2015年9月に国連サミットで採用された持続可能で多様性と包摂性(一定の範囲の中につつみ込むこと)のある社会のために設定された17の国際目標です。

そして現在、世界ではSDGsという共通目標を掲げ、地球環境を壊さず、限りある自然を大切にしながら、未来の世代も美しい地球で豊かに、平和に生活ができる社会を目指しています。

私たち個人や企業としての行動や物の選び方がこれからの未来に大きく関わってくるといえるのではないでしょうか。

つまり「SDGsに対するサステナブルな取り組み」とは、「持続可能な社会を目指した国際目標に対する取り組み」ということになります。

SDGs「つかう責任」栃木レザーの革小物を使う

栃木レザー ラウンド長財布 Green

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物の選び方におけるサステナブルな取り組みのひとつとして、「長持ちするものを選ぶ」「環境に優しい素材を選ぶ」ということも有効です。これは、SDGsの「つくる責任、つかう責任」という12番目の目標の「つかう責任」に対する取り組みに当てはまります。

上記の一例として、丈夫で長持ち土に還る、そして排水処理に配慮して作られた栃木レザーの革小物を使うことは、SDGsへの個人の取り組みと言えるのではないでしょうか。

そこで今回は、栃木レザーの革製品を使うこと・作ることがなぜサステナブルな社会に繋がるのかを説明していきたいと思います。

栃木レザーってどんな革?

しなやかで堅牢、そして年月を重ねるごとに味わい深く変化していく栃木レザーは、世界中で評価されています。日本一の品質を誇るレザーを製造するタンナーこそが、栃木レザーです。

国内でも珍しいベジタブルタンニン鞣し専門のレザー工場で作られています。大きく4つのプロセスに分かれて製造されています。

1.鞣:植物タンニンを染み込ませる

天然由来の植物タンニンが溶けた160個のピット槽で、時間をかけて革の繊維にタンニンを染み込ませていきます。

2.乾:水分を含んだ革を乾燥させる

鞣し工程で水分を含んだ革は、光の当たる風通しのよい環境で乾燥させます。栃木特有の湿度や温度を考慮し、その日の天気も加味しながら、適切な乾燥時間を熟練の職人が手と目の感覚を使って見極めています。

3.手:手作業で厚みを均等にする

職人の手作業で、革に触れ、見て、判断しながら革の厚みを均等にしていきます。ハンドセッターとよばれるこの工程は、個体差のある天然皮革を扱うので熟練の技が必要となります。

4.染:オーダーに応じて染色する

スプレーガンを使い、オーダーに応じて染色が手作業で行われます。そうすることで、色艶が増し、耐久性を高めることができます。

このように時間と手間をかけることで、耐久性、弾力性、吸・放湿性に優れた高品質な革に変化します。普通の革は最短2週間で完成するところを、栃木レザーは最低3ヶ月かけて作っています。

丈夫で長持ち=廃棄物を少なくする

栃木レザー L字長財布 Camel (1年半使用)

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シューブランド「REGAL」では、ほぼすべての革靴の本底や中底に栃木レザーが使用されています。代表取締役社長の岩崎幸次郎氏は「栃木レザーさんは、本当に丁寧な仕事をしますね。ピット槽でじっくり鞣すので、時間はかかりますが、品質は最高です」と述べています。このように日本が誇る革靴メーカからも信頼される栃木レザーの品質は、良質で耐摩耗性に優れており丈夫であると言えます。

栃木レザーを使用した革小物を選んだ場合、フェイクレザー(合成皮革)や安価なレザーと比較して、高品質で丈夫なので、長く使用することができます。さらに年月を重ねるごとに味わい深く変化していき、エイジング(経年変化)も楽しむことができます。

お財布やキーケース、鞄など普段よく使い買い替えが必要となる小物には栃木レザーを使った素材を選んでみてはいかがでしょうか。少しでも長く物を使うことで、廃棄量の削減に繋がります。

土に還る=環境に負担をかけない

現在世の中に出回っている革の80%はクロム鞣しで製造されています。革製品の大量生産に貢献した鞣し方法ですが、化学物質を使うため土には還りません。

一方、栃木レザーは、化学物質を使用せず、ミモザをはじめとする100%植物性のタンニンで鞣されています。そのため、自然分解され、土に還る素材です。使い古して手放すことになってしまっても、環境に負担をかけることはありません。

排水処理に配慮=環境汚染をしない・土壌改良材として再利用

栃木レザーの工場では、一日に約900トンの水が使用されています。このように皮を鞣すには大量の水が必要となります。その排水の中には、染色の色、タンニン、ゴミなど環境にとって好ましくないものが含まれています。

しかし、栃木レザーには、大規模な排水設備が用意されており、ろ過し、浄化をしています。浄化された水の1/3は原皮洗いに再利用され、残りは近くの河川に戻されています。さらに、抽出された汚泥は固形となり、土壌改良材として再利用されています。こちらは、福島の土壌再生に役立てられています。

このように栃木レザーの製造過程で発生する水や汚泥は、環境を汚染することなく川に戻され、福島復興の支援にもなっているのです。

SDGs「つくる責任」Hallelujahの栃木レザーの革小物

Hallelujahでは、栃木レザーを使用した革小物を[MANO]シリーズとして作っています。これからも、環境に優しい栃木レザーの商品を企画・生産することで、SDGsの「つくる責任、つかう責任」の「つくる責任」を企業として果たし、持続可能な社会に貢献していきます。

栃木レザー ラウンド長財布

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栃木レザー 4連キーケース

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栃木レザー トートバッグ

栃木レザー トートバッグ Camel (1年半使用)

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栃木レザーとサステナビリティまとめ

丈夫で長持ち土に還る、そして排水処理に配慮して作られた栃木レザーの革小物を使うこと・作ることは、SDGsの「つくる責任、つかう責任」において持続可能な社会に貢献できる取り組みなのではないでしょうか。

これからキーケースや財布など革小物が必要な時やプレゼントを準備する際には、栃木レザーを使用した物を選んでみてはいかがでしょうか。

Hallelujahでも栃木レザー商品を企画・生産し、一人でも多くの方に栃木レザー商品を使っていただければ嬉しく思います。

ひとりひとりが小さなことからでも環境に優しい暮らしや行動をすることで、サステナブルな社会に繋がっていけば素敵ですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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