姫路産馬革 ブエブロレザーの魅力。 – JAPAN FACTORY

お久しぶりです。 製作スタッフの保井です。

前回、国産ブランド「JAPAN FACTORY」についてご説明致しましたが、
今日は、「JAPAN FACTORY」で使用しているブエブロレザーについてご説明したいと思います。

早速ですが、ブエブロレザーは、ご存知でしょうか。

 

エブロレザーと聞くと、エブロレザーじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、
全く違う革ですのでご注意ください。

 

ここでは、エブロレザーの内容についてご説明してきます。

made in japan 姫路産馬革の魅力

革について

そもそも、優れた革といえばイタリアやイギリスなど、
ヨーロッパを思い浮かべるのではないでしょうか。

日本と比べ、ヨーロッパは革文化が根付いており、
日本よりも技術や環境が整っているため、よりハイセンスな革が
多くのブランドから注目を集めているためかと思います。

その中でも、もちろん日本にも古くから革文化がありました。
その代表的な地域といえば、兵庫県姫路市。

姫路革は、日本の革の原点と言われるほど、
千数百年前の歴史があるそうです。

 

ブエブロレザーとの出会い

国産の革といえば、姫路革。
海外に向けとして、立ち上げた「JAPAN FACTORY」の作品にとって、
姫路革はなくてはならない存在でした。

実際、「JAPAN FACTORY」を立ち上げるにあたり、
デザイナーが、姫路にある数十か所の工場を周りました。

その時、出会ったのが、有限会社 大昌のオリジナル革 ブエブロレザーでした。

姫路市が誇れるタンナー「有限会社 大昌」HP

奥行きのある風合いと馬革の軽くてしなやかな質感に
魅力を感じました。

 

ブエブロレザーの3つの特徴

さて、前置きが長くなりましたが、ブエブロレザーの特徴について
お伝えしていきます。

①エイジング
まず、ブエブロレザーは、馬ヌメ革です。
ヌメ革は聞いたことがあるかと思いますが、「皮」を「革」にする鞣し加工の際に、
天然の植物性の鞣し剤(ベジタブルタンニン鞣し) を使用している革のことです。
エイジング(経年変化)を楽しむことができ、独特な風合いが魅力的です。

②革の色の濃淡を楽しめる
次に、ブエブロレザーは、プルアップ加工です。
プルアップ加工とは、革を指で押したりした際に、色の濃淡ができる現象です。
もちろん、指でこするなどすれば、元に戻ります。

ブエブロレザーも、プルアップの現象が出ます。

③オイルレザーではない魅力
オイルレザーとは、その名の通り、オイルを含んだ革です。
ブエブロレザーにも、オイルは含ませておりますが、その他に、
特殊工程として、ブライドルレザーなどに使用されるロウワックスを含ませています。

そのため、染み込んだオイルの動きの変化と、ロウワックスの動きの変化も加わることで、
革の表情や奥行き、質感を楽しむことができます。

 

備考:オイルのみとオイル+ロウワックスの違いについて

・オイルのみの場合
 革に圧を加えると、中でオイルが動き、濃淡ができるが、圧を加えるのをやめると
 元に戻る。 つまり、革の圧の変化によって、表情が変わるが持続しない。

・オイル+ロウワックスの場合
 革に圧を加えると、中でオイルとロウが動き、濃淡ができるが、圧を加えるのをやめても
 元に戻らない。 なぜなら、ロウは一定の熱を加えないと溶けないので、熱を加える(指でこするなど)
 ことで、変化する。 つまり、変化が持続したり、元に戻ったりと、使っているうちに表情が変わる。

<<参考図>>

 

ブエブロレザーの工程

ブエブロレザーは、大きく分けて2工程に分かれており、手間と時間がかかっております。

 

いかがでしたでしょうか。
少しでもブエブロレザーの魅力が伝われば幸いです。

革は、言葉では言い表せない魅力があります。
実際、手にとってみて感じていただきたいですね。

次回は、栃木レザーの魅力などもお伝えできればと思います。

 

国産ブランド:JAPAN FACTORY

 

 

この記事を書いた人: 保井和浩
プロフィール: 普段、ローソンのコーヒーを相棒に、Webデザインや、
名入れ刻印、革小物の製作をしています。