こんにちは。ハレルヤスタッフです。
ゴールデンウィークが過ぎ、日差しの強い日が続いていますね。
今年のゴールデンウィークは昨年に引き続き、家でゆっくり過ごしました(泣)
家にいる時間が多い今の時期に、
レザークラフトを初めてみる方も多いそうです。
私もレザーの知識をもっと深めたいと思っていたので、
最近会社の工房見学をさせていただいた時に
革職人の万作さんご指導の元、
レザーコードクリップ作りを体験させていただきました!
その時の様子をいくつかの工程に分けてお話ししていくので、
よかったら最後まで見てください♪
革選び
まずは革選びです!
クロムなめし、タンニン鞣し、栃木レザーなど…
色々な革の種類があり、その中から選ばせていただきました。
革の種類や歴史について他の記事で詳しくお話ししているので、
気になった方はそちらもご覧ください☆
私は栃木レザーの手触りと丈夫さが好きなので、
栃木レザーを選びました!
今回制作したのはコードクリップですが、
財布を作るときは、1枚の革から約30本分のお財布ができるそうです。
▼栃木レザーを使ったお財布はコチラ
パーツの裁断
型は、専門の工場に依頼して一つ一つ作っていただいているそうです。
クッキーの型みたい☺️
革の上に型を置き、レザー用のプレス機で押し込みます。
棒の部分を下にグッと押し込むと、
テコの原理で簡単に裁断ができます。
クッキーを作る感覚でできると思っていたのですが、
革が思ったより硬く、力が必要でした。
(私の力が弱すぎるのかも知れません…)
財布の型抜きもさせてもらったのですが、
その時は力が足らず、全身の重心をかけ過ぎて
私の体が宙に浮いてしまいました。笑
コバ処理
コバ処理とは、革の側面を滑らかに綺麗に仕上げする作業のことです。
これは財布を作る時に使用する革です。
左がコバ処理なし、右がコバ処理ありです。
比べてみると、ツヤが全然違いますよね!
処理をする前の側面はパサパサしていましたが、
この工程をやることによってツルツルに仕上げることができます。
まずは布に目止め液を染み込ませ、
裁断部分の側面を素早く磨きます。
簡単な作業ですが、
パサパサからツヤツヤに変わるのが楽しくて何回もやりたくなりました😂
ミシンで縫製
フチの部分をミシンで縫製します。
糸の色は、ブラウンの革に映える白色を選びました!
パーツが小さく、私がやると指を巻き込んでしまう恐れがあったので、
この作業は職人の万作さんにお願いしました。
毎日財布を何本も製作しているので、作業がとっても早い…!
革から飛び出している余分な糸を切って、この作業は終了です。
穴の印を付ける
次は金具パーツを付けるための穴をくり抜く作業です。
同じサイズの型紙をセットし、
千枚通しで穴を開けるための印をします。
穴を開ける
次は本番です。
革に穴を開ける時は、『ポンチ』という道具を使います。
レザーに付ける金具の大きさに合った、
様々なサイズがあります。
先程目印として開けた穴の上にポンチを置き、
上からハンマーで叩くと…
ちょっとだけズレてしまいましたが、
綺麗に開けることができました!
金具の取り付け
最後の作業です!
機械にクリップ用の金具パーツをセットし、
裁断の時に使用した機械のように、テコの原理を使って上から押し込みます。
そうすると穴にピッタリ金具が入りました🌟
革を挟むように、表裏にパーツを付けたら完成です!
完成
世界に一つだけのレザーコードクリップが完成しました〜!
裏はこんな感じです。
金具の緩みもなく、綺麗に仕上がりました。
ごちゃついているコードをしっかりとまとめてくれます。
これからどんどん愛用していきます☺️
感想
初めてレザークラフトをしましたが、とっても楽しかったです!
自分で作ったので愛着が湧いています笑
そして、レザーアイテムが完成するまでに沢山の工程があり、
何人もの方が携わって出来ているということが分かりました。
動物の命、そしてその方たちの努力を忘れずに、
レザーアイテムを大事に扱っていきたいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回の記事で会いましょう。それでは😊