革小物ができるまで。〜②型紙作り〜

こんにちは。 製作担当の万作です。

 

寒いのが苦手なので、早く暖かくなってほしいです。 暖かくなると花粉が飛んで大変なのですが(+_+) さてさて、今回は製作工程紹介第2回ということで、型紙製作に関する事を書きたいと思います。

 

打ち合わせが終わると次は型紙の製作になります。
型紙の製作は、お財布やコインケース、バッグや名刺入れなど、革小物を製作する際は必要となる工程です。

 

製作工程紹介第1回 打ち合わせ編 はこちら

革小物ができるまで。〜打ち合わせ〜

 

型紙作りも重要な工程の1つで、型紙の出来具合1つでクオリティも、作りやすさも変わってきます。 型紙を作る理由としては、 ・ 革を使用せず、製作前にイメージすることができる。 ・ 紙なので、何度でも細かく修正ができる。 ・ 今後同じご注文を頂いたときに同じ物が直ぐに製作できる。 などの理由があります。 上写真の型紙は、スマホケースですが、 まずはじめにする事は、紙(コピー用紙等)を用意し、折り紙みたいに簡易的に作り、おおよそのイメージを把握します。 次に厚紙で実寸通りに全てのパーツを作っていきます。 実寸通りにカットすると同時に縫いしろや、折り返しの余分、アールの大きさなども前回の打ち合わせの事を思い出しながら制作します。 型紙をもとに、上写真のように、裁断していくのですが、裁断の説明は次回にします。 型紙製作で、特に難しい事は実際に革で作った時に革の厚みや、硬さ、曲がる部分を考慮して作らないと、革で作ったときに作れなかったり、仕上がりも悪くなってしまうので、注意が必要です。

 

僕なりのこだわりは今作っている物が、どの様な場面で使われるのかイメージすることです。 例えばビジネスで使うのか普段使いなのか、可愛いデザインが良いのが、カッコイイデザインがいいのか、プレゼントなのか、などです。 身に付ける商品などの場合はお客様の体格や、職種、性格まで、思い出したりもします。 こういった事を含めて型紙が完成すると次の工程の革の裁断が出来るようになります。
次回は革の裁断について説明していきたいと思います。 ではまた

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