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こんにちは!
たまさとです🙂 今回は革製品を使用していくと必ず発生するお悩みを、どこでも簡単に手に入る「木工用ボンド」で解決していこうと思います☝️
表面の傷
革製品を使っていると、必ず発生するのが「表面の傷」です。 ちょっと擦れただけのものなら、革用クリームやクロスで少しお手入れしてあげれば簡単に消えてくれるのですが、 うっかり落として地面に叩きつけられたり、何かに強く擦れたりして、表面が深く傷つき破けてしまうこともあります。 使っていれば傷が出来るのは仕方の無いことですが、ショックです🥲 出来れば綺麗な状態に戻したいですね🥺
こちらは、古着で見つけた革ジャンの傷です。そんなに大きい傷では無いですが、表面が破けてしまっています。
この傷を木工用ボンドを使って目立たなくしていきます💪
使うもの
使用するものは、アルミホイル・木工用ボンド・黒の絵の具・爪楊枝です。どれもお家にあったり、100円ショップ等ですぐに手に入りますね。
塗料を作る
まずは手直しに使う塗料を作ります。アルミホイルをちぎって、その上にボンド、絵の具、水を少しずつ乗せて混ぜ合わせます。全部の割合は1:1:2くらいで、テクスチャーは少しシャバシャバくらいで大丈夫です。水を多めにして塗料の色味が濃くなりすぎないようにしています。今回は傷が小さいので少量にしていますが、大きな傷の場合は多めに作っていただければと思います👌
最初から濃い色で革に塗ってしまうとあとで微調整が出来なくなるので、塗料の色味は必ず薄めにしてください。
少しボンドが少ない気がしたので、足しました。
傷に塗っていく
傷の上から爪楊枝で少しずつ塗っていきます。めくれている所は、ひっつけるように強めに押しながら塗ります。塗り終わったら、完全に乾くまで長めに時間を置きます。(だいたい30分~40分くらい)
どうでしょうか?この時点で既に傷が無くなっているように見えますね👀
乾燥後
いかがでしょうか😳手直し前と比べると随分傷が目立たなくなりましたね!触ってみた感じも、そこに傷があったようには思わないです😆
今回は元々が黒だったので塗料の色が馴染みやすかったですが、明るい色の製品の際は必ず塗料を目立たないところで試してから手直しされてください🙇♀️
床(裏面)のバサつき
革は、表のツルツルした面を「銀面」裏のバサバサした面を「床(とこ)面」と言います。
革製品は、床面やコバ(革の側面)を「目止め液」や「コバ処理液」等で固めて滑らかにし、入れるものに革の粉が付かないようにしていたりします。
ですが、中には最初から床処理がされていない製品もありますし、床処理されている製品も、長く使っているうちに色んなものと擦れて、だんだん床面が毛羽立ってきてしまいます。
例えば、鞄のベルトが毛羽立ってきて、持つたびに服に革の粉が付いてしまったら少なからず気になりますよね🥺
そうなった時に、常に目止め液をおうちに常備している訳でもないですし、何を買えば良いかもわかりません。
そこでまた登場するのが「木工用ボンド」です!
木工用ボンドで床処理する
以前、 【革製品のお手入れ】おうちで簡単に出来るコバ処理方法でご紹介させて頂いた方法で、木工用ボンドで「簡易目止め液」を作ります。
先程使ったアルミホイルを再利用して、液を作っていきます。
目止め液を作る
先程の塗料を作る時とは違って、シャバシャバよりも少しねっとりめにしたいので、水よりも少しボンドを多めに混ぜます。
床面に塗っていく
こちらは1年使ってバサバサになった革ベルトです。見るからに革の粉が出てきそうですよね。
先程作った目止め液を塗り込んでゆきます。わたしは手で塗りましたが、手を汚したくない方はコットンや要らない布等をお使いください😀
塗った上から擦ってゆく
目止め液を塗ったら、布で強く擦っていきます。毛羽立ちを上から押さえて滑らかにするためです。擦っていくうちに、表面に艶も出てきます。
擦り終わって床面が滑らかになったら、30分程乾燥させます。
乾燥後
いかがでしょうか?目止め処理をする前と後では毛羽立ちも押さえれて随分滑らかになりましたね😊
横から見ると、毛羽立ちが無くなったのがよくわかります。そして、乾燥させて目止め液が固まったことにより、一年使ってくたびれたベルトが少し逞しくなりました。目止め処理をすることで革に張りを持たせる効果もあります👌
今回は、革製品によくあるお悩みをお家にある「木工用ボンド」で手軽に解決する方法についてご紹介させていただきました。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは👋