ハンドメイドで革小物を作ったりする時に、自分で名入れ刻印ができればさらにハンドメイドのレザークラフトを楽しめちゃいます。 専門の道具や技術がいると思われる名入れ刻印ですが、
実は身近な100均のアイテムで名入れ刻印ができちゃうんです。 今回は
お手持ちの革小物やレザークラフトアイテムに自分で名入れ刻印をする方法をご紹介いたします。 手軽に手に入る100均のアイテムで行えるので、ぜひ愛用している革製品を自分だけのオリジナルにカスタムしてみて下さい。
100均のクッキースタンプを用意
使うアイテムは100均で販売されているクッキースタンプ。 これがあれば革製品に名入れ刻印ができます。 様々なお店で販売されているので、好きな書体の物を探してお使いください。 もちろん100均以外の製菓洋品店で販売されているものでもOK。 文字以外に絵やロゴを入れたい時にも同じようなスタンプがあればお使いいただけます。 まずはクッキースタンプを使って入れたい文字をセットして準備します。
名入れ刻印の際に用意するもの
革製品に
名入れ刻印をする時にクッキースタンプ以外で用意していただきたいものが3つあります。 これがあればよりしっかりと名入れ刻印が可能になるので、できれば用意してください。 名入れ刻印をするならしっかり綺麗に入れる方が仕上がりの満足度もアップします。
①水
まずご用意していただくのがお水。 お水があると革が少し柔らかくなり、名入れ刻印をする時にしっかりとスタンプできます。 硬い革にスタンプするにはやはり柔らかくしないと刻印がはっきり刻まれないため、お水は用意しておいてください。
②重い物
2つ目に用意するのは文鎮などの重たいもの。 名入れ刻印をする時には上から負荷をかけなければなりません。 その時に自重で負荷をかけてもいいのですが、さらに綺麗に名入れ刻印をしたいときには
重い物を乗せて負荷をかけた方がしっかりと名入れ刻印ができます。 文鎮なんて家にない!という場合は金属の重たいものを探してみて下さい。 無ければ100均でも販売されているのでご用意してみて下さい。
③硬いカード
3つ目にあるといいのが硬いプラスチック製のカード。 これは使える場合と使えない場合がありますが、名入れ刻印をする面の裏にカードを入れられる場合に使います。 土台のように使うので、普段使うクレジットカードやキャッシュカードは割れたりする可能性もあるので、使っていない不要なプラスチックカードをご用意ください。 なければプラスチック製や金属製の板のようなものでもOK。 名入れ刻印をする箇所の裏に入れられそうな場合はご用意してみて下さい。
100均クッキースタンプでの名入れ刻印方法
それでは早速100均のクッキースタンプを使った名入れ刻印の方法をご紹介していきます。
4ステップの結構簡単な作業なので、レザークラフトやハンドメイド初心者の方でもできます。 基本的に名入れ刻印をする時にはこの工程なので、いきなりお財布に入れるのはちょっと…という場合は、革の端切れなどでテストしてみて下さい。
①名入れ刻印面の裏にカードをセット
革製品に名入れ刻印をする
工程その①名入れ刻印面の裏側にプラスチック製カードをセット。 名入れ刻印をする面の裏側に土台としてプラスチック製のカードなどをセットします。 これは入れられる場合には行った方が、クッキースタンプのズレも防げてしっかりと負荷をかけられます。 カードポケットが無い時はフリーポケットやお札入れの部分から硬い板を入れてみて下さい。
②名入れ刻印面を水で濡らす
革製品に名入れ刻印をする
工程その②名入れ刻印面を水で濡らして柔らかくする。 カードを入れて土台をセットしたら、次は名入れ刻印をする面を水で濡らしていきます。 この時びしょびしょに濡らすと革にとってはダメージになってしまうので、少しずつ手に取ったりスポンジに取って付けていきます。 量は少し調整が難しい部分ですが、
表面が少し濡れて柔らかくなったかなという感触があればOK。 濡らし過ぎないようにするところを注意しておけば大丈夫なので、まずは少しずつ水を名入れ刻印をする面に塗っていってください。
③100均クッキースタンプを押し込む
革製品に名入れ刻印をする
工程その③100均クッキースタンプを押し込む。 いよいよ本番の工程、100均のクッキースタンプで名入れ刻印をしていきます。 水で濡らした部分にクッキースタンプを乗せ、垂直にゆっくり自重をかけて押し込んでいきます。 ここで
慌てて一気に押すと歪んだりズレたりするのでご注意ください。 ゆっくりと位置を動かさず垂直に押し込む意識で負荷をかけて行ってください。
この時なかなか
手ごたえがない場合は文鎮などの重い物をクッキースタンプの上に乗せます。 文鎮の上からさらに自重をかけて垂直に負荷をかけていきます。 乗せた文鎮がずれたりすると名入れ刻印もズレるので慎重に行いましょう。
垂直にグッと押し込んで30秒ほどキープ。 キープしている間もしっかりと負荷をかけておきます。
④濡らした水をふき取る
革製品に名入れ刻印をする
工程その④濡らした水をふき取る。 しっかり押し込んでキープした後、濡らした部分の水をクロスなどでふき取ります。
これを行わなければ革にシミができる原因になりますので、しっかりと拭き取り乾かしましょう。 このときドライヤーなどは使わないでください。
100均クッキースタンプで名入れ刻印してみた結果
それでは100均のクッキースタンプで名入れ刻印をしてみた結果どんな仕上がりになったのかを見ていきます。
上の状態は名入れ刻印をする前の状態。 このお財布に100均のクッキースタンプで名入れ刻印を行った結果は…
こんな感じに仕上がりました。 グッと押し込んだので結構綺麗に名入れ刻印ができました。 思ったよりも綺麗に革財布に名入れ刻印ができたので満足度もグッとアップ◎ 垂直にしていたつもりが初期位置がずれていたのか、少し平行からはズレてしまいました… 始めのセット位置を調整するのも大事です。 名入れ刻印をするとなかなかすぐには消せないので、ここに入れたい!という位置はしっかりと設定しておいてください。 100均のクッキースタンプでここまで綺麗に名入れ刻印ができるため、ハンドメイドやレザークラフトをもっと楽しみたい!という方はぜひお試しください。