梅雨らしく雨が続いてジメジメしております。 早く梅雨が明けて夏になってほしい!夏は夏で最近は暑すぎて嫌なんですが。 梅雨も夏も革にとっては要注意な季節なんです。 梅雨の急な雨で革のカバンが濡れてしまい、白いシャツに色移りしてしまった……。 猛暑で汗だくになり、革のリュックが色落ちしてTシャツに色移りしてしまった……。 そんな悲しい事故を防ぐためにできることをまとめてみました。
なぜ革は色落ち、色移りするのか
革の色落ち、色移りしてしまうのは水分と摩擦が原因となります。 衣服や革のどちらかが濡れていて摩擦が起こることで色落ち、色移りが起きます。 梅雨から夏にかけての時期は湿度が高くなり、雨や汗が染みこむことで革の色が落ちやすくなり、色落ち、色移りが起きやすい状況になります。 よくあるケースなのがリュックで肩紐の部分や背中が当たる箇所、トートバッグを肩掛けしていて持ち手が当たる肩など摩擦が起こりやすい箇所ですね。
色落ち、色移りを防ぐには
革の色落ち、色移りを完全に防ぐことは難しいですが、対策や工夫をすることで少しでも抑えることはできます。 事前に対策を行い梅雨、夏を乗り切りましょう!
防水スプレーを使用する
防止スプレーを使用することで革の表面を水分から守ることができます。 梅雨の時期や夏はこまめに防水スプレーでメンテナンスすることで色落ち、 色移りを少しは防ぐことができます。 防水スプレーの使用方法はこちらでも紹介しておりますので参考にしてみてください。
雨の日や汗をかく日の使用を避ける
最近は夏の大雨や、ゲリラ豪雨も多く、傘を差していてもずぶ濡れになってしますことも多いです。 また、夏の猛暑の時期にリュックやショルダーバッグを持って汗をかくと肩紐の部分が湿ってしまい、 摩擦もよく起こる部分なので衣服に色移りしてしまいます。 そのため、あらかじめ雨が降りそうなときや真夏の猛暑の時期は革製品の使用を避けることも効果的です。 とはいえ、急な雨に遭遇することももちろんあるかと思いますのでお気に入りのカバンを使用するときはレインカバーなどを用意するのもいいかもしれませんね。
白など色移りしやすい衣服を避ける
色落ちのリスクがあってもどうしても使用したい、色移り上等という方はせめて白など色移りが目立つような衣服を避けていただくこともおすすめです。 革のビジネスリュックを使用しているビジネスマンの方などはどうしてもシャツに色移りしてしまいがちなので夏の間はリュックを控えるか白いシャツを控えていただくほうがいいかもしれません。 ただ、色落ちに関しては常に色落ちし続けるわけではなく、ご使用を続けるうちに色落ちは落ち着いてきます。 使い始めのときは十分に気を付けてください。
衣服に色移りしてしまったら
対策をしていてもうっかり雨にあたってしまった、汗をかいて色移りしてしまった、そんなときもあるかと思います。 お気に入りの衣服に色移りしてしまっても諦めるのはまだ早い!? 諦める前に試していただきたい色移りの落とし方をまとめてみました。
なるべく早く洗うこと
時間が経ってしまうと落ちにくくなるので少しでも早く洗いましょう。 少しでも早いほうが色移りも落ちやすくなります。 乾いてしまうと色移りは落としにくいので雨に濡れたり、汗をかいて湿っているうちに洗ってしまいましょう。
お湯を使って洗うこと
お湯の温度が高いほど洗浄力も高くなります。 色移りを落とす際は50℃前後のお湯がおすすめです。 熱湯だと生地を傷めてしまうかもしれないので要注意です。
洗剤を多めに入れて洗うこと
洗剤を普段の2、3倍使用して洗うとより効果的です。 いつもよりたっぷり洗剤を入れて洗いましょう。 使用する洗剤については最近は液体洗剤が主流ですが粉末タイプのほうが洗浄力があり、 さらに弱アルカリ性のものがおすすめです。 大事なことはこの3点になります。 対応方法を知っておくことでいざという時も焦らず、慌てず、お気に入りの衣服を守ることができます。 色移りがあった場合はぜひ、この3点を意識して実践してみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。 知っておいてほしいことは【革は濡れると色落ちすることがある】ということです。 基本的なことですがこれを理解した上でその人にあった使用方法や対策を考えることが必要になります。 濡らしたくないなーという人はなるべく雨の日や暑い日に使わないようにする。 毎日使いたい人は防水スプレーでしっかりメンテナンスして使う。 このようにその人にあった対策をとっていただけるといいかと思います。 そして万が一、色移りをしてしまった際は早急に洗うこと! これを覚えておいてくださいね。 この記事を読んでお気に入りのカバンや衣服が色落ち、色移りしないように気をつけて暑い時期でもおでかけを楽しんでください!