100均には、革財布など革製品のお手入れに使える道具が販売されています。

しかし、100均の道具を使ったケアは、レザー専用ケア道具を使用したお手入れではどのような仕上がりの違いが出るのか気になる方もいるのではないでしょうか。

今回は、100均のケア用品とレザー専用のケア用品を使ったお手入れの仕上がり比較についてご紹介したいと思います。

100均のケア用品はお馴染みのDAISOのブラシ、クリーム、クロスを使用します。レザー専用ケア用品に方は、ヌメ革専用のハレルヤ ケアセットを使用します。

ケア用品使用アイテム

100均のケア用品でお手入れ

100均のレザーケア用品

100均のケア用品は100円均一でお馴染みのDAISOの靴ブラシ(豚毛)、靴クリーム、靴みがきクロスを使用します。

DAISO 靴ブラシ(豚毛)

DAISO 靴ブラシ(豚毛)
出展:ダイソーネットストア

DAISO 油性靴クリーム(靴用、中缶、無色)

DAISO 油性靴クリーム(靴用、中缶、無色)
出展:ダイソーネットストア

DAISO 靴みがきクロス(革靴用)

DAISO 靴みがきクロス(革靴用)
出展:ダイソーネットストア

100均のケア用品でケア手順

①ブラッシング(ほこり取り)

100均のケア用品ブラッシング(ほこり取り)

まずは 、100均のケア用品から使ってみます。最初に豚毛ブラシでブラッシングします。

ダイソーの豚毛ブラシはやや毛の高さが低めで、しっかりした毛で硬さもちょうどいいです。

手にフィットするサイズ感で持ちやすく、少ない力でさっさとブラッシングできます。

前面の汚れやホコリを落としていきます。本来はホコリ取りとしての用途に最適な「やわらかく・細い」馬毛の方がいいですが、今回は100均の豚毛で行います。

豚毛ブラシは、硬く鋭いため、クリームを塗って馴染ませる時におすすめなブラシです。しかし、豚の毛には脂肪分が多く含まれているので、豚毛でブラッシングするとツヤを出すことができます。

少し傷も薄くなりブラッシングも適度にできて、ここまでは問題なさそうです。

100均のケア用品ブラッシング(ほこり取り)

②クリーム塗布

100均のケア用品クリーム塗布

次の工程はクリームです。100均にあった靴用クリームを代用します。
ダイソーで売っていたクリームはろうそくのようなテクスチャで硬めです。

ミトンのようなクロスは楽々装着できて、クリームを塗る際にはかなり重宝します。

まずは通常のお手入れ通り塗っていきます。硬いので伸びなさそうなので気持ち多めに取ります。

取る時にポロポロするので、クロスに載せる感じで取ります。

伸びは見た目通り悪いです。クリームが浸透している手応えはありません。

まずは半分で塗る前と後を比較。マットなコーティング感が出ています。

100均のケア用品クリーム塗布仕上がり

引き続き、塗ります。硬めで伸びないのでこまめに追加しないと前面に塗れません。

全体のコーティング感は出たので、見た目的には合格ライン。塗る前の裏面を見ると、見栄えはよくなっている感じがあります。

しっとり感はないので、栄養が浸透しているような感じはなさそうです。

③ブラッシング(仕上げ)

100均のケア用品ブラッシング(仕上げ)

仕上げのブラシングの工程は、先ほどと同じ豚毛ブラシで行います。

熱でクリームを浸透させるイメージで、角や縫い目はクリームがたまりやすいので注意してください。

100均のケア用品でケア仕上がり

100均のケア用品でケア仕上がり

暗めのツヤ感がきれいなツヤ感になりました。最後のブラッシング工程はある方がいいです。

レザー専用ケア用品でお手入れ

レザー専用ケア用品でお手入れ

次に、ハレルヤのヌメ革専用ケアセットを使用してお手入れをしていきます。

レザー専用ケア用品

【レザーケア】Hallelujah オリジナル ケアセット 化粧箱 1,888円(税込)




ペネトレイトブラシとUVカット配合のクリームとマイクロファイバークロスのセットです。

レザー専門ケア用品でケア手順

①ブラッシング(ホコリ取り)

まずはブラッシングの工程。ブナ持ち手の馬毛ブラシで持ちやすく柔らかいです。100均のアイテムと同じように、ブラッシングでホコリなどを落とします。

レザー専門ケア用品ブラッシング(ホコリ取り)

馬毛でしなやかなので、ささっと掃く要領でブラッシングします。

ブラシの面積が狭いので細かくブラッシングします。端や隙間はブラッシングしやすいです。

強く力を入れていないので大きな傷は残りますが、細かな部分はキレイになりバッチリです。

②クリーム塗布

レザー専用ケア用品クリーム塗布

次はクリームの工程です。潤い成分のスクワランが配合されているクリームを塗ります。

マイクロファイバークロスは吸収性に優れていて、汚れを掻き出せて傷もつきにくいケアに適したものです。

まずは少量を取り伸ばしていきます。シミの原因になるので取りすぎには注意してください。

滑るように伸びていきます。表面にしっかり乗る感じで塗りやすいです。

レザー専用ケア用品クリーム塗布

徐々に浸透していく手応えがあります。少しずつ滑る感じがキュッと止まる感じになります。

一気に塗り込むというよりは時間をかけてじっくりと革の奥まで浸透するように塗ります。

まずは半分で比較します。しっとり感と程よくツヤ感も出ました。

レザー専用ケア用品クリーム塗布

再び少量を取り、残り半分も塗っていきます。

同じようにまずは全体に塗り、徐々に浸透させるイメージでしっかり塗り込みます。

全体をまんべんなく伸ばして塗り、箸や縫い目の部分も塗り込みます。

全体的にうるおい感とマット感が出ました。コーティングされている感じは少ないです。

レザー専用ケア用品クリーム塗布

③ブラッシング(仕上げ)

レザー専用ケア用品ブラッシング(仕上げ)

最後の仕上げのブラッシングの工程では、隙間の塗り残しを処理しつつ浸透させます。

このブラシングの工程も、ブラシの面積が小さいので細かく丁寧にブラッシングします。

レザー専用ケア用品でケア仕上がり

レザー専用ケア用品でケア仕上がり

傷も消えうるおいとマット感が出たところで、質感と見た目がとても良くなりました。

今回は100均とレザー専用のケア用品でのレザーケア比較でした。

どちらも見た目はキレイになりますが、質感はやはりレザー専用の方が優勢です。

革は生き物と同じなので栄養や潤いの補給は必須となります。

100均のレザーケアvsレザー専用ケア仕上がりの比較

100均のレザーケアvsレザー専用ケア仕上がり

■100均ケア用品
ツヤ感    ★★★
潤い     ★
コーティング感★★★★

■レザー専用ケア用品
ツヤ感    ★★★★
潤い     ★★★★★
コーティング感★

好みによって好きな見た目や質感はあると思いますので、自宅で使うケア用品を選ぶときの参考にしてみてください。

100均のレザーケアvsレザー専用ケアまとめ

今回、100均のレザーケアとレザー専用ケアを比較してみましたが、いかがでしたでしょうか?

どちらとも傷が目立たなくなりツヤ感は出ていましたが、レザー専用クリームでケアをすれば潤いを与えることができ乾燥を防げるのでより長く革財布を使っていけそうです。

一時的な応急処置として100均のレザーケアアイテムは使えそうですが、これからも長く使いたいアイテムであればレザー専用ケア用品で定期的なお手入れをおすすめします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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