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こんにちは。ハレルヤスタッフです。
皆さんは、手が乾燥した時にハンドクリームを使用していますか?
私は乾燥肌なので、冬になると必ず肌身離さず持ち歩いています💦
手にハンドクリームを塗っている時に、
革財布をケアする時、レザークリームの代わりに
ハンドクリームで代用できるのでは?と思いつきました。
なので今回は、ハンドクリームを使用して革財布をケアしていきたいと思います!
エイジング済みのヌメ革財布
ヌメ革 L字ファスナー 長財布今回の検証で使用するお財布は、ヌメ革の長財布です。
数ヶ月使用したものなので しっかりエイジングがされていますが、革表面のパサパサした感じが若干気になります。
ハンドクリームを使用し、しっかり保革できるのか検証してみたいと思います。
必要なレザーケア用品
今回準備したものは全部で4点になります。
・市販のハンドクリーム
・レザーブラシ
・レザークロス
・レザーケアクリーム
ブラシ・クロス・ケアクリームは、レザーケアを使用するときの必需品です。
ハンドクリームとレザーケアクリームを比較する前に、
それぞれのテクスチャを比較していきたいと思います。
クリームのテクスチャを比較してみた
それでは、レザーケアクリームとハンドクリームのテクスチャの違いを詳しく見ていきましょう。
左がハンドクリーム、右がレザーケアクリームです。どちらも同じ白色ですが、並べて比較するだけではっきりと違いが分かりますね。
こちらがレザーケアクリームです。水分を多く含んでいるので、柔らかく、ぷるぷるとしたゼリーのような印象です。
お次はハンドクリーム。レザーケアクリームに比べると少し固めですが、塗った時の広がりが良く、肌馴染みの良い印象です。
それでは実際にハンドクリームで革財布をケアしていきましょう。
革財布のケア
ここからは、いつもレザーグッズにケアをしている時と同じ手順でやっていきます。まずは革表面のブラッシングから。
【手順①】革表面のブラッシング
まずはブラッシングから。
柔らかい毛のブラシで表面のほこりや汚れなどをサッと落とします。
綺麗に落としきれていないと、クロスで磨くときに傷がついてしまうので要注意です。
【手順②】柔らかいレザークロスで乾拭き
ブラッシングをした後、天然素材の柔らかいレザークロスで乾拭きをし、革製品全体を綺麗にします。
【手順③】 適量のハンドクリームを塗る
乾いた布に直径1cm程の量のハンドクリームを取り、革財布全体にまんべんなく塗っていきます。くるくる円を描くように塗っていくと革に馴染みやすいです。
(レザーケアクリームを塗る場合は事前に革製品の目立たない部分で試し塗りをする事をおすすめします。)
【手順④】 再びブラッシングとクロス拭き
少し時間を置いた後、革製品の縫い目に入りこんだ余分なクリームやホコリを落とすため、再びブラッシングをします。最後にもう一度クロスで乾拭きをして完了です。
検証結果
左:検証前 右:検証後ハンドクリームを全体に塗り終わりました。比較すると一目瞭然です。ケアをする前に比べると、だいぶ変化しましたね。
ここからはハンドクリームを革財布に塗ってみた感想を6項目のメリット・デメリットに分けてご紹介します。
メリット
・革表面の質感が改善
・どこでも購入できる
・お手頃な価格帯
デメリット
・革表面のベタつき
・革の変色
・革への浸透力がない
メリット
革表面の質感が改善
塗る前と塗った後の比較写真から分かるように、ハンドクリームを革に塗ったことで革表面のパサパサとした質感は改善されました。
肌ではなくレザーグッズに対しても保湿力に優れていますね。
塗った時の伸びもよく、革財布全面にしっかり塗ることができました。
どこでも購入できる
レザーケアクリームは、靴の修理屋さんやデパートのバッグ売り場カウンターでしか取り扱っていないことが多いですが、ハンドクリームの場合は、薬局やスーパーに行くと必ず置いてあるので、お手軽に購入することができます。
お手頃な価格帯
レザーケアクリームは大体2,000円〜5,000円の価格帯ですが、ハンドクリームは安いものだとワンコインで購入できます。肌にもお財布にも優しいですね。笑
デメリット
革表面のベタつき
ハンドクリームを塗ってから1日経過しても、表面のベタつきは改善されていませんでした。このままだとホコリがつきそうなので、カバンの中に入れるには若干抵抗があるかもしれません。
革の変色
レザーケアクリームに比べ、ハンドクリームは油分を多く含んでいる為、薄いベージュ色から濃い茶色に変化してしまいました。エイジングをすると色は徐々に変化していきますが、劇的な変化を求めていない方にはおすすめしません。
革への浸透力がない
ハンドクリームは表面をコーティングする作用が強いので、肌に塗るとアルコール消毒や手洗いの刺激から守ってくれますが、革への浸透力はほとんどありません。
革の内側から潤いを補給したいなら、ハンドクリームは不向きです。
革のエイジングについて
鞣したヌメ革は使うたびに手に馴染み、深みのある経年変化(エイジング)が楽しめます。
その反面、エイジングのやり方を間違えてしまうと劣化しやすくなってしまうので、管理には注意が必要です。
こちらの長財布は同じヌメ革を使用したものです。
右が新品のお財布で、左が4ヶ月使用したお財布です。
正しい手順でエイジングを行うと、ツヤが出て綺麗な小麦色へと変化します。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「革用のケアグッズを持っておらず、とりあえず革製品を手入れしたい」
という場合には、ハンドクリームを代用するのもアリだと思います。
ただし革財布を長持ちさせるために手入れするなら、きちんとした革用のケアクリームを使用する方がおすすめです!
この記事が少しでも皆様の参考になれば嬉しいです。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
ここまで読んでくださりありがとうございました☺️バイバイ